マッスルな座編み

木のしごと ] 2018/05/03(Thu)


4月20日のブログに、サイクリングで筋肉を痛め整骨院へ通う記事を書いた。
という訳で、筋肉についてのにわか知識のつまみ食いをする事に...






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痛めたのは僧帽筋と呼ばれる筋肉で、首から肩、肩甲骨周辺に続く筋肉。
ドロップハンドルから伝わった悪路の衝撃を、もろに受けてしまった。

背中と首に痛み、腕に若干のしびれがある。
これが座編みにどう影響するのか...






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和紙を撚りながら編む座編みでは
撚りをかける動作で、前腕部の筋肉を酷使する。
ひたすら時計回りに、和紙の帯をねじり続けなければならない。








最初のオットマンを編み終えた時点で
右前腕部の回外筋あたりが、まずはじめに痛み出す。

回外筋は、例えばドライバーでネジを回したり...
野球のピッチャーがカーブを投げる時に使われる筋肉。






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和紙は、撚りをかけてからグィと引っ張る事で、撚りを強固にし安定させる。
引っ張る際には、上腕二頭筋を使う。

上腕二頭筋は、木工ではよく使う筋肉だと思う。






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腕の力だけで引っ張ると、長時間の作業では先が続かない。
体全体で引っ張るには、痛めてしまった僧帽筋を使う必要がある。

しかし、今回まだ完治していない僧帽筋に負担をかけないように
なるべく、腕と指先だけで撚って編むというチャレンジをした。






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そのせいなのだろう...
全てを編み終わった時、最も痛みの激しい箇所は、指先の深指屈筋という
ものを握る時に必要な筋肉で、その後一週間たっても痛みと腫れは消えなかった。

出来に影響はないが、いつもより時間のかかる作業となった。

よろしければ…
Instagramにアップした座編みのスライドショーを、最後にご覧ください。










東京の道具屋 “大工道具やまあさ”

木のしごと ] 2018/04/29(Sun)


一昨年の秋、東京の道具屋のタイトルでブログ記事を書いた。
その後半に、“大工道具やまあさ”について書かせていただいた。

16年前、私が木工を生業と決めた当初からお世話になっている
東京最後の鉋台打ち職人の、伊藤宗一郎氏の店である。

JR中央線三鷹駅北口から徒歩5分。
線路沿いのこじんまりとした店構えながら、堂々とした看板が印象的だ。







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一昨年伺った際に
主の伊藤氏は病気療養中で、店には出ていらっしゃらず、
奥様は、“主人は回復したらまた店に出てきます。”と話された。

残念ながら、伊藤氏はその4か月後に亡くなられた。

先日、1年半ぶりに“やまあさ”を訪ねた。
奥様がお元気な姿で迎えてくれたのがうれしかった。

鉋台の材料(白樫)などを購入する目的だったが
奥様とは色々な話をさせていただいた。







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店内は、伊藤氏の仕事による道具類や砥石などが
数多く棚に並んでいて、使い手の現れる日をしずかに待っている...

奥様によると、店に道具類がある間は営業を続けられるとのお話で
私はいつしか、店内の写真を撮影してブログ記事に掲載するという
役割を仰せつかる事となった。







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棚に鎮座する鉋の中には、予約済の札の貼られた逸品もあり
訊ねると、いずれ神戸の竹中大工道具館行きとなるものだそうだ。

“こっちも写してちょうだい...”と、店の奥へも誘導される。







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奥には、伊藤氏が歳月を経て乾燥させた貴重な白樫や赤樫の
鉋台の材料、その台に仕込まれるであろう種々様々な鉋刃が
所せましと並んでいる。







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そして、ここは伊藤氏の聖域。

かつて、店で鉋を買った時、いつも伊藤氏がこの小さなスペースで
すぐに台の仕込みの微調整をしてくれた。
その、まるで精密機械のような無駄のない素早い動きで、道具たちを
あやつる様は、今も脳裏に焼き付いている。

古きよき時代の、絵にかいたような職人...
伊藤宗一郎氏にいだいた印象は、そういうものだった。

奥様、いつまでもお元気で。



(奥様から)
道具類を購入希望される方は、あらかじめ電話で
いつ、何が欲しいかを連絡してからご来店ください。

大工道具やまあさ
武蔵野市中町1-39-5
電話 0422-51-7333
追記: 電話はすぐに出られない場合もあります。
    長めに呼出音を鳴らしてください。








遅咲きのしだれ桜

出来事 ] 2018/04/20(Fri)


三月末 人間ドックの受診で病院へ行く

内科の診察で 運動不足による問題点の指摘を受ける
薄々分かってはいたが 何とかしないと...

昔のサイクリング好きは 数年前に運動不足解消のための
ランドナーを手に入れていたが 一向に乗りつけなかった

山あいの集落は坂だらけで どこへ行くにも上るか下るか...
ペダルをこぐ脚は重たく 気持ちもそれに比例して重たく...





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春...

満を持して サイクリングの季節となったではないか!
さっそく かなり久しぶりに一日10km目標で山あいを走り始める...

3日目 下り坂でスピードが出て段差を乗り越えた時。。。
肩のあたりに衝撃があって 右腕が少ししびれてきた

それでも4日目 名残り雪舞う中 半ば強制的に再びペダルをこぐ 
そして翌朝 右の肩甲骨から首、腕にかけての痛みに襲われる

首が回らない...





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高校生の時に骨折して以来の 整骨院へ通院することになる
初めて 低周波治療とか鍼治療とかを経験する

だいぶ痛みはひいてきたが サイクリングの再開はまだ先だ
今はそれよりもハードな 和紙撚り編みの仕事が控えている

腕がもってくれるだろうか...








空とぶ三角座椅子

出来事 ] 2018/03/23(Fri)
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昨年のこと。

初秋にアメリカから一通のメールが届く。
SNSのPinterestで、私の家具を見たという方からのお問い合わせ。

三角座椅子を気に入ってくださり、ご注文をいただいた。








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在庫がなかった事もあり、しばらくお待ちいただく間
様々なやりとりが続く(やりとりは英文科卒のかみさん担当)。

M氏(メールの主)は、カリフォルニア州サンタバーバラ在住。
数年前まで、日本で本のデザインの仕事をされていて
日本のインテリアをとても気に入っているとの事。








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お宅では、柴犬を2匹飼われていて写真付きのメールも送られてきた。

ゆんたがブログに載るのを楽しみにされているとか...
ゆんた営業部長の本領発揮!








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その後、サンタバーバラでは大規模な山火事が発生し
その様子は日本でも“Thomas Fire California”のニュースとして報道され
心配したものの、M氏のお宅には被害は及ばなかった。

そして12月末、国際小包(SAL便)で
三角座椅子が初めて空をとんだ。

年明け早々無事アメリカに着陸し、M氏のもとへ。








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そして、今月。
今度は、アメリカから小包が届いた。

M氏からである。










手書きのお手紙と、See's CANDIESのチョコレートの詰め合わせ
James Krenovの本、ゆんたのためのFoodまでも...

James Krenovの本は、お宅の本棚で大切にされていたであろうに、私が気に入るだろうと
なんとご自分用にはコピーをとって残し、原本の方を送ってくださった!


“What a wonderful day today!”









木工街道 R19

木のしごと ] 2018/03/16(Fri)


R19号線を軽トラック飛ばして 長野市へ

先日 木工の母校上松技術専門校の非常勤講師として
4ヶ月半ほど通った木曽上松への R19号線南下の車通勤が終わった

翌日 R19号線を今度は北上して材木店へと向かう









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ウォールナットの 丸太と板材の仕入れである

スーッと伸びた 素直な丸太を選ぶ
去年買った丸太は 板となってまだここで寝ている









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就寝中の板材は連れて帰れないので 取り急ぎ必要な板材を購入
軽トラックは こういう時 良き相棒となる









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R19号線の中でも 一番多く走っているのは木曽路区間だが
展示会などで 岐阜・愛知方面へも何度となく通っている

ほぼ全区間 隈なく走っているR19号線









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間違いなく 最も頻繁に利用している国道であるし
自分にとっての “木工街道” である














木曽の桧笠

見聞 ] 2018/03/04(Sun)


蘭桧笠の製作実演である。

蘭(あららぎ)は南木曽の地区名で
江戸中期に飛騨から伝わった桧笠(ひのきがさ)の産地である。

このところ毎年、上松技術専門校の“ひのきの里の技能祭”の日に、実演販売をお願いしている。
非常勤講師の私は、隣のコーナーで箸削り体験を担当する傍ら、撮影をさせて頂いた。

“顔は写さんでいいよ... ” と、念を押される。








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ひのき材を薄く削り、短冊状に細長くしたもの(ひで)を
網代に編んでゆく。








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手際よく、編み笠の円錐型が徐々に形づくられてゆく。

昔から畑仕事などで使われ、良く晴れた日には通気性を発揮し
雨天にはひのきが水を含んで膨らみ、雨を通さない。

軽くて丈夫な優れものである。








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竹で補強をして、縁をつけてゆく。

ひのきによる抗菌作用の効果もあるとかで
“かぶる森林浴” などとも言われているらしい...








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すでに、桧笠は小ぶりのものを持ってはいたが...

今回、てっぺんに小笠(丈夫にする為、さらに細かい編みを施したもの)をつけた
“上九天” という大きな笠を手に入れた。

三角形の結び目は“せみ”と呼ばれ、魔除けや雷除けの意味があるという。








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               (写真:澤田正春“あのころの木曽路”より・1962年頃撮影)

かつて、木曽路ブームの火付け役となった文芸写真家の澤田正春の
残した写真にも度々登場するこの桧笠...

澤田が書いたように、もう木曽には “笠に木の葉が舞いかかる... ”
というような風情は、なくなってしまったかもしれないが
この桧笠をかぶると、束の間、その時代の木曽にスリップできるかも...









ゆんたの大寒波

クラフト犬 ] 2018/02/04(Sun)


主と来たら 最近ブログ更新が 滞ってるよなぁ

今年はボクの干支だから 登場回数を増やして欲しいって
年頭に頼んだつもりなんだけどね







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今日は 暦の上では立春だけど 
庭の辛夷の花芽も まだまだ硬いまま


そうそう... 実は...

先日 ボクは 散歩中に下半身に激痛が走ったもんで
病院に連れていかれたんだ


 





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レントゲンを撮ってもらったら “変形性脊椎症です... ” とか言われてね

なんだかんだ言っても もう歳なのかぁ...

腫れと痛みを抑える薬を処方されて すぐ治ったのは良かったんだけど
アップダウンの激しい場所では もう遊ばせてもらえないんだと








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今まで 普通に登り降りしてた階段や斜面なんかも
駆け登り 駆け降り 飛び上がり 飛び降り 全て厳禁...



立春なんて名ばかりで
今 ボクの心には 記録的大寒波が襲来して
とってもブルーな気分なのさ...

せっかくの干支も これじゃあ あきまへんなぁ。。。












 その昔は >>



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