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千手観音と出会う

木のしごと ] 2019/06/13(Thu)


干支・十二支には、それぞれ守り本尊が定められている。

かつて、丑年・寅年生まれの守り本尊である虚空蔵菩薩のための厨子を制作した事があるが
今回は、私の制作した厨子が、子年生まれの守り本尊である千手観音菩薩に出会うというお話。










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先日、松本の展示会で出展していた“祈りの箱”をご覧になりながら
“ウチの石仏が入るかもしれない... ”とおっしゃるお客様があり、すぐさま内法寸法をお知らせした。

一週間後、お客様から連絡が入り、石仏と厨子の寸法がピッタリ合いそう... との事。
とにかく一度厨子に納めてみたいが... 東京在住にて信州まで出向くのも儘ならず...

ところが、縁は異なもの合縁奇縁 。。。
たまたま翌日、家人に上京する予定があり
行先もほど近かったので、厨子を持ってお客様宅へ赴かせていただく。









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風趣にとんだこの石仏さまは、千手観音菩薩。

“千手”といっても、実際に千本の手がある像は珍しく、42本が一般的なようで
合掌する2本の手に加え、1本で25の世界を救う(25×40本=1,000本)手を
お持ちだという事らしい。


あつらえたかのような納まりに、ご満足いただけて光栄でした。









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